熱中症は、もともと炎天下や工場内などで起こるものだと思うのが一般的でした。
スポーツや肉体労働によって熱中症を起こす若年から中年層も多くいます。
一方、高齢者の場合は、ごく普通の生活をしている中で熱中症を起こしやすいです。
屋内と屋外での熱中症の発症の割合をみても、ほぼ同じで半々です。
それも、若年から中年層が熱中症を発症するよりも高齢者の熱中症の方が、重症化しやすいのも特徴のひとつです。
高齢者が熱中症を発症しやすい理由としては、加齢によって体の中の水分量が少なくなって、脱水を起こすリスクが高くなっているためです。
さらに、温度の変化やのどの渇きを感じるのが衰え、水分摂取不足になりがちになります。
年代による温度変化を感じる調査においても、高齢者は、若年の人よりも感じにくく、20歳代の男性がちょっとした熱量でも感じるのに対して、60歳代の男性が感じるのは、1.5倍から2倍の熱量が必要です。
また、トイレが近くなるのも嫌って水分摂取を控えてしまう、エアコンを使用しないなどが影響して、持病や薬などによって熱中症を起こしやすくもなります。